ISBN:4845106612 単行本 飯野 和好 旬報社 2001/07 ¥1,365
江國香織の絵本を読んでしまった。感想は…コレ、子供が読んで意味がわかるのだろうか。といったとこか。ただ、ストーリー全体を見ると子供の世界としてつくられていて、「どうして」というような大人の疑問を投げかけてはいけないような気がした。
私は絵本を誰かと一緒に読むのが好きで、この話を実は恋人と2人で読んだのだけど、登場人物がその彼氏に似ていたので、作品とは違うとこでうけてしまってちょっとヒンシュクをかった。たまに読むといいよね、絵本。色々考えさせられるしさ。
江國香織の絵本を読んでしまった。感想は…コレ、子供が読んで意味がわかるのだろうか。といったとこか。ただ、ストーリー全体を見ると子供の世界としてつくられていて、「どうして」というような大人の疑問を投げかけてはいけないような気がした。
私は絵本を誰かと一緒に読むのが好きで、この話を実は恋人と2人で読んだのだけど、登場人物がその彼氏に似ていたので、作品とは違うとこでうけてしまってちょっとヒンシュクをかった。たまに読むといいよね、絵本。色々考えさせられるしさ。
デッドエンドの思い出
2004年7月19日 読書
ISBN:4163220100 単行本 よしもと ばなな 文藝春秋 2003/07/26 ¥1,200 『デッドエンドの思い出』は、出会いのタイミングや状況の流れが人間の関係を規定していくさまを、5つの短編によってリアルに描いた短編集である。 大学の同級生である男女の出会いと別れ、そして再会に、普遍的な人生の営みを重ねた「幽霊の家」。会社を逆恨みする男によって毒を盛られたカレーを社員食堂で食べてしまった女性編集者の…
久々に読んだばななさんの作品。短編だったから読みやすかった。この人の作品で不思議なのは、一話一話が完結していること。例えば、作品の続きが読みたくなって苛立ったりすることはない。もちろん、少しの余韻を残してはいるものの、それだけ。
それにしても吉本ばななは、ほとんどの作品のキーマンに、育ちのよさそうな、もしくは品のいい人物を登場させる。私は、その魂の美しさを感じさせる人物を主人公の視点で見たくなって本を開く。
1話目「幽霊の家」:幽霊なんか登場してたっけ…って思うくらい、幽霊の描写が私の知っているそれとはかけ離れていて、むしろ幸せな光景として印象に残っている。最後のハッピーエンドを読み手にあのタイミングで伝えるやり方は、やられた…と思った。
2話目「おかあさーん!」:カレー事件を頭にちらつかせたストーリー。日常の当たり前だと思っている生活に感謝したくなった。自分が生かされていることなんて、もしかしたら偶然にすぎない。そう思うと背筋がちょっと寒くなった。
3話目「あったかくなんかない」:あかりのあったかさを考えさせられた。その答えを、まことくんという少年に教えられた。あったかいあかりのついた家庭をつくりたい。
4話目「ともちゃん」:ともちゃんと話し手の接点がない珍しい作品。話し手の感情が混入しない分、ともちゃんの気持ちに近づけた。でもいつもの書き方の方が私は好き。
5話目「デッドエンドの思い出」:吉本ばななはこの作品以外でものび太とドラえもんの姿を幸せの描写としてあげているのが面白い。なるほど、わかりやすい。こういうわかりやすい描写をはさむことによって、私たち読み手がいかに親しみをもって話に入り込めるか、というのもテクニックだな。上手い☆それにしてもお金ってどうしてもドロドロした印象になりそうなのに、西山君は事も無げにちゃちゃっと解決してしまって素敵だよ。でも西山君が言うほど高梨君は悪い奴ではないと思う。人に対する印象を当人にむかって言うのはよくないって最近誰かに教えてもらったけど、当人だけでなく、そういうことは胸にしまっておきたいな。
久々に読んだばななさんの作品。短編だったから読みやすかった。この人の作品で不思議なのは、一話一話が完結していること。例えば、作品の続きが読みたくなって苛立ったりすることはない。もちろん、少しの余韻を残してはいるものの、それだけ。
それにしても吉本ばななは、ほとんどの作品のキーマンに、育ちのよさそうな、もしくは品のいい人物を登場させる。私は、その魂の美しさを感じさせる人物を主人公の視点で見たくなって本を開く。
1話目「幽霊の家」:幽霊なんか登場してたっけ…って思うくらい、幽霊の描写が私の知っているそれとはかけ離れていて、むしろ幸せな光景として印象に残っている。最後のハッピーエンドを読み手にあのタイミングで伝えるやり方は、やられた…と思った。
2話目「おかあさーん!」:カレー事件を頭にちらつかせたストーリー。日常の当たり前だと思っている生活に感謝したくなった。自分が生かされていることなんて、もしかしたら偶然にすぎない。そう思うと背筋がちょっと寒くなった。
3話目「あったかくなんかない」:あかりのあったかさを考えさせられた。その答えを、まことくんという少年に教えられた。あったかいあかりのついた家庭をつくりたい。
4話目「ともちゃん」:ともちゃんと話し手の接点がない珍しい作品。話し手の感情が混入しない分、ともちゃんの気持ちに近づけた。でもいつもの書き方の方が私は好き。
5話目「デッドエンドの思い出」:吉本ばななはこの作品以外でものび太とドラえもんの姿を幸せの描写としてあげているのが面白い。なるほど、わかりやすい。こういうわかりやすい描写をはさむことによって、私たち読み手がいかに親しみをもって話に入り込めるか、というのもテクニックだな。上手い☆それにしてもお金ってどうしてもドロドロした印象になりそうなのに、西山君は事も無げにちゃちゃっと解決してしまって素敵だよ。でも西山君が言うほど高梨君は悪い奴ではないと思う。人に対する印象を当人にむかって言うのはよくないって最近誰かに教えてもらったけど、当人だけでなく、そういうことは胸にしまっておきたいな。
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ISBN:4101048223 文庫 田中 渉 新潮社 2004/04 ¥500
1時間で読破しちゃうほど、本当に読みやすい本でした。挿絵も素敵。
一言で言うなら、美しい話。小学生の国語の教科書を昔、夢中で読んでいた時のような気持ちになりました。(最後も最近のストーリーでは珍しいほどうまくまとまっていたし…)
この本を読んでいる時、そして読み終わった今も、死に対する恐怖が薄れています。天国という場所を、今までと違った角度で認識しているからなのでしょう。
こんな新しい発想、すごい。すごい想像力。第3段まで読みたいな。
私の小さい頃も、本を読んでくれる本屋さんが身近な所にあったらなぁ。やりたいことがなかった主人公の青年が、自分の才能に気付いて、本屋を開く、そんな平凡なようで珍しい話は新鮮な感動を与えてくれました。
1時間で読破しちゃうほど、本当に読みやすい本でした。挿絵も素敵。
一言で言うなら、美しい話。小学生の国語の教科書を昔、夢中で読んでいた時のような気持ちになりました。(最後も最近のストーリーでは珍しいほどうまくまとまっていたし…)
この本を読んでいる時、そして読み終わった今も、死に対する恐怖が薄れています。天国という場所を、今までと違った角度で認識しているからなのでしょう。
こんな新しい発想、すごい。すごい想像力。第3段まで読みたいな。
私の小さい頃も、本を読んでくれる本屋さんが身近な所にあったらなぁ。やりたいことがなかった主人公の青年が、自分の才能に気付いて、本屋を開く、そんな平凡なようで珍しい話は新鮮な感動を与えてくれました。
ISBN:4796638431 文庫 浅倉 卓弥 宝島社 2004/01 ¥725
「障害を背負った少女の天才的なピアノの才能」と聞くと、確かにそれだけでストーリー性がある。最近、このテの話があまりにも多いから、この本を読み始めたときは、少しガッカリした。いくら興味深い設定だろうと、頻繁に目にするようになれば、その設定自体がありきたりになってしまう。現実には極めて貴重なことがありきたりな話になってしまうというのは、何だか悲しい。
ただ、この本はそれだけでは終わらなかった。設定は設定にすぎない。作者の伝えたいことがストーリーに詰まっていた。何よりも驚いたのは、ミステリーをほとんど読まない私が、何度もページを早送りしてめくってしまいたい衝動に駆られたことだ。途中でやめれなくて、結局、平日にもかかわらず、夜の2時までかかって読みきった。それなのに今日一日結構元気だったことが私にとっての奇蹟だな。ホント☆
「障害を背負った少女の天才的なピアノの才能」と聞くと、確かにそれだけでストーリー性がある。最近、このテの話があまりにも多いから、この本を読み始めたときは、少しガッカリした。いくら興味深い設定だろうと、頻繁に目にするようになれば、その設定自体がありきたりになってしまう。現実には極めて貴重なことがありきたりな話になってしまうというのは、何だか悲しい。
ただ、この本はそれだけでは終わらなかった。設定は設定にすぎない。作者の伝えたいことがストーリーに詰まっていた。何よりも驚いたのは、ミステリーをほとんど読まない私が、何度もページを早送りしてめくってしまいたい衝動に駆られたことだ。途中でやめれなくて、結局、平日にもかかわらず、夜の2時までかかって読みきった。それなのに今日一日結構元気だったことが私にとっての奇蹟だな。ホント☆
元気がでるからだの本 2002 春 (2002)
2004年6月27日 読書
ISBN:4873031842 大型本 オレンジページ 2002/03/16 ¥600
久しぶりに「からだの本」を買った。思えば健康に少し凝りだしたのは、もう2年前のこと。今日は最近ひたすら疑問に思っていた謎が一個解けて嬉しかった。
太っている人って、少し動いただけでたくさん汗をかくけど、これって新陳代謝がいいのかな。代謝がよければ痩せるはずなのに不思議…て思っていたけど、実は違ったんだよね。
「太っている人は皮下脂肪という名の断熱材で体中を覆っているようなもの」なんだって。「断熱材」って…スゴイ表現。太った人は皮下脂肪がガードしてしまうせいで、代謝によって発生した熱を体外に出すことができないんだけど、その結果体内温度がどんどん上がってしまうから、たくさん汗をかいて熱を発散させているんだ。汗をかくことで、体温調節をしているんだね。
反対に、やせていて汗っかきの人は熱をたくさん作るように体が機能するんだ。これが代謝の高い人の例。いくら食べても太らないタイプ。うらやましい…
毎年夏バテで体重が減る私だけど、今年はちょっと食べ過ぎる傾向かも。肌が見せられない体型のまま夏に突入しちゃいそう☆「からだの本」を十分活用して、今年は健康的にやせなくちゃ。ジムも通い始めたことだしね。
久しぶりに「からだの本」を買った。思えば健康に少し凝りだしたのは、もう2年前のこと。今日は最近ひたすら疑問に思っていた謎が一個解けて嬉しかった。
太っている人って、少し動いただけでたくさん汗をかくけど、これって新陳代謝がいいのかな。代謝がよければ痩せるはずなのに不思議…て思っていたけど、実は違ったんだよね。
「太っている人は皮下脂肪という名の断熱材で体中を覆っているようなもの」なんだって。「断熱材」って…スゴイ表現。太った人は皮下脂肪がガードしてしまうせいで、代謝によって発生した熱を体外に出すことができないんだけど、その結果体内温度がどんどん上がってしまうから、たくさん汗をかいて熱を発散させているんだ。汗をかくことで、体温調節をしているんだね。
反対に、やせていて汗っかきの人は熱をたくさん作るように体が機能するんだ。これが代謝の高い人の例。いくら食べても太らないタイプ。うらやましい…
毎年夏バテで体重が減る私だけど、今年はちょっと食べ過ぎる傾向かも。肌が見せられない体型のまま夏に突入しちゃいそう☆「からだの本」を十分活用して、今年は健康的にやせなくちゃ。ジムも通い始めたことだしね。