バッテリー

2007年2月6日 読書
ISBN:4043721013 文庫 あさの あつこ 角川書店 ¥540

よみはじめは、まさか5巻もあるなんて思っていなくて、3巻に手を伸ばしたあたりで気づいてちょっとショックでした。。でも、あっという間に読めました。バッテリーを今読むのはかなり遅いと思います。騒がれていたときは、バッテリーって、野球のバッテリーなのか、電池のバッテリーなのかすらよくわかっていなかった(つまり、何となく興味がわかなかった)のですが、なんて面白いんでしょう!児童文学、万歳!!といったところでしょうか。超硬派な主人公というのがまた新鮮でした。この小説の面白いところは、主人公が硬派な分、まわりの登場人物がとても面白く魅力的です。

何か、5巻までなくてもいいんじゃないの?という声もちらほらあるようですが、私は5巻まできっちり面白かったと思います。5巻がなかったら、主人公の成長はここまで明確に表れなかったと思うし、美しいところだけではなく、ドロドロしたところも多少見せてくれないと。

それにしても、青波がめちゃくちゃかわいい。こんな弟か息子がいたらかわいがりすぎてうっとうしがられるだろうなぁって思いました。こういう中和剤的な子(人)は、周りが思っている以上に大人なんだと改めてわかった気がします。

ストーリー        ★★★★☆
登場人物の魅力    ★★★★★
文章(共感度、美しさ)★★★☆☆ 
総合           ★★★★☆

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