放課後

2007年1月13日 読書
ISBN:406184251X 文庫 東野 圭吾 講談社 ¥600

正統派なミステリーでした。最後の最後は、あまりの悲しさに愕然としましたが。

―女子高生が人を憎むというのはどういう時ですかね

大人の事件の場合だとそれほど複雑でもない

色々な事件が三面記事をにぎわしていますが、色と欲と金、この三原則でほとんど説明がつくわけです

しかし、女子高校生の場合には、ちょっと当てはまらないのじゃないですか

彼女達にとって最も大切なものは、美しいもの、純粋なもの、嘘のないものだと思います

こういう大切なものを破壊しようとするもの、彼女達から奪おうとするものを、最も憎むということになります―

女子高生の大切なものって、確かに特別な気がします。大人になるということは、これら大切なものをどんなに大切にしようとしても、できないのだということに慣れてしまうということなのかもしれません。

ストーリー        ★★★☆☆
登場人物の魅力    ★★★☆☆
文章(共感度、美しさ)★★★★☆ 
総合           ★★★☆☆

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