ISBN:4334925170 単行本 盛田 隆二 光文社 ¥1,680

どっかで聞いたフレーズだ・・と思ったら、スピッツでした。
同じセリフ
同じ時
思わず口にするような
ありふれたこの魔法で作り上げたよ
誰も触れない二人だけの国・・(ロビンソン)

離れた場所で、同じ時に同じことを考える。そんなのはたわいもないことだけど、それが魔法に感じるのは大切な人だから。

中年男性のせつない恋物語と言ってしまうとそれまでだけど、わりと楽しみながら読みました。
不倫をこんなに爽やかに描いたのだから、荻原さんはすごいです。

ストーリー        ★★★☆☆
登場人物の魅力    ★★★☆☆
文章(共感度、美しさ)★★★☆☆ 
総合           ★★★☆☆

コメント

ともやん
ともやん
2006年12月6日13:57

 最近多忙で小説を読む機会が少なくなっています。みいさんの読む本の話を見てみたいと思い、リンクしました。同じような本は砂の器かな。私が最近読めた本で私は天国の本屋さん・いま、会いにゆきます。なんかが面白かった。
 小説ではないのですが日本人はるかな旅NHKスペシャル「日本人」プロジェクト編という日本人のルーツを探るシリーズも面白かったです。

ともやん
ともやん
2006年12月6日20:33

自分で書いて読んでおかしいと思ったので追加。私が最近読めた本という言い方はおかしいですね。私が最近読んだ本という意味で、読む内容があったという意味ではありません。本を書くということはそれだけでエネルギーがいるものです。私が読めたというのは読む時間があった読んだという意味です。
 書くのも大変ですが読むのも大変ですね。みいさんの読書力に感激しています。

みぃ
みぃ
2006年12月11日12:35

ともやんさん、コメントありがとうございます。私もリンクしました。私のブログは本の中身について私はあまり触れていないので、がっかりさせたらごめんなさい。たいてい感想のみにとどめています。「いまあいにいきます」と「天国の本屋」は私も読みました。過去のブログに感想を収録しています。読む時間はなかなか作れないですよね。実は私もあまりないので、通勤・入浴・お昼休みの時間をほとんど読書にあてています。読み終わった後、このブログに書き込むのですが、その時、意外と書くことがないのに驚かされます。笑。コメントは素晴らしい作品であるほど難しいですね。付加するものが思いつかないです。

この「ありふれた魔法」という作品は、真面目な中年男性が若くて美と知性を兼ね備えた部下に対して抱く淡い恋心が徐々に加速する様子をリアルに描いた作品です。不倫は褒められたことではないのはわかっていても、読んでいるとせつなくて、肯定したくなるようなあやうい気持ちにさせられます。不倫がばれたときの妻の態度に、主人公への同情まで生まれます。均衡がとれなくならない程度なら、罪悪感をもっているし許してあげたい。でも、その妻の気持ちを最後の最後に理解し、涙を流しました。

簡単なあらすじですが、読んでみたくなりましたか?ともやんさんも面白い作品があったら教えて下さい。

みぃ
みぃ
2006年12月11日12:35

ともやんさん、コメントありがとうございます。私もリンクしました。私のブログは本の中身についてあまり触れていないので、がっかりさせたらごめんなさい。たいてい感想のみにとどめています。「いまあいにいきます」と「天国の本屋」は私も読みました。過去のブログに感想を収録しています。読む時間はなかなか作れないですよね。実は私もあまりないので、通勤・入浴・お昼休みの時間をほとんど読書にあてています。読み終わった後、このブログに書き込むのですが、その時、意外と書くことがないのに驚かされます。笑。コメントは素晴らしい作品であるほど難しいですね。付加するものが思いつかないです。

この「ありふれた魔法」という作品は、真面目な中年男性が若くて美と知性を兼ね備えた部下に対して抱く淡い恋心が徐々に加速する様子をリアルに描いた作品です。不倫は褒められたことではないのはわかっていても、読んでいるとせつなくて、肯定したくなるようなあやうい気持ちにさせられます。不倫がばれたときの妻の態度に、主人公への同情まで生まれます。均衡がとれなくならない程度なら、罪悪感をもっているし許してあげたい。でも、その妻の気持ちを最後の最後に理解し、涙を流しました。

簡単なあらすじですが、読んでみたくなりましたか?ともやんさんも面白い作品があったら教えて下さい。

ともやん
ともやん
2006年12月13日10:09

 今日本屋さんへ行って「ありふれた魔法」を買ってきて読んでみたいと思います。
 男は常に淡い恋心を抱き続けて生きている動物ではないかと私は思います。たぶん永遠に。私も仕事の関係で多くの若い人たちと接しています。不思議なことに小学生期から付き合っていた子ども(もう30代になった人も含めて)に対しては小学生のままで話をしています。35歳くらいの小学校の教員(小学校3年生のときの教え子)に「ちあきちゃんさー」と話していたら、周りの小学校高学年の子どもがおかしそうに私の顔を見ました。
 私の中では中学生のときに最初に出会った人は中学生のまま・大学生は大学生のまま・相手が独身時代の人は独身のまま・お母さんになってから出会った人はお母さんのままといった傾向があるようです。
 若くて美と知性を兼ね備えて部下に出会ったときは自分もその時代に勝手にタイムスリップする傾向が男にはあるのかもしれませんね。若くて美と知性を備えて人でもその人との出会いが小学生時代からの出会いならそのまま自分もその時代に行ってしまうので淡い恋心は抱きませんね。きっと。
 
 

ともやん
ともやん
2006年12月13日17:55

ジャスコに行ったらなくて、紀伊国屋で見つけました。一気に読んでみました。ありふれた魔法といった時間がときにあるのだなあと思います。臨床心理学では星の時間といった言い方をするのですが、ちょうどぴたっりの時というのがあるみたいですね。

nophoto
ニックネーム無し
2006年12月14日9:20

星の時間ですか。素敵ですね。
面白かったですか?若くて美と知性を兼ね備えた部下に出会ったとき、その時代にタイムスリップする傾向があるといいますが、そうなら男性は忙しいですね。若くて美と知性を兼ね備えていなくても、素敵な男性には女性にもそういった気持ちがあると思いますよ。

nophoto
ニックネーム無し
2007年1月14日11:47

荻原さんじゃなくて、盛田さんですね。