ISBN:4062749254 文庫 角田 光代 講談社 ¥520
姉妹の距離感って、結構難しいと思います。私にも姉が一人いますが、20歳を過ぎると、上下関係のような「姉」「妹」ではなく、女友達との違いが曖昧になりました。知りすぎているからこそ、ある程度の距離感がないとぶつかってしまいます。誰にでも醜いところはあるけれど、それは自分の中のことだから毎日なんでもない顔をして過ごしていけるのであって、身内であっても、他人が必要以上に詮索してしまうと、きっとどんどんこじれてしまいますよね。
標題作の他に、「草の巣」という作品もありましたが、びっくりするほど会話の少ない作品。登場人物の中の一人の男が不思議なほど無口なので、当然と言えば当然ですが。会話って、やっぱり一人じゃできないんですよね。無口で表情少ない人は何を考えているのかがわからないから、興味をひかれるんですよね。この作品の中で、男の内面がいつか表にあらわれるのを期待して読み進めていきましたが、残念ながらそんな場面はなく、ちょっとくやしくなりましたが、なんとなく納得しました。
ストーリー ★★☆☆☆
登場人物の魅力 ★★☆☆☆
文章(共感度、美しさ)★★☆☆☆
総合 ★★☆☆☆
姉妹の距離感って、結構難しいと思います。私にも姉が一人いますが、20歳を過ぎると、上下関係のような「姉」「妹」ではなく、女友達との違いが曖昧になりました。知りすぎているからこそ、ある程度の距離感がないとぶつかってしまいます。誰にでも醜いところはあるけれど、それは自分の中のことだから毎日なんでもない顔をして過ごしていけるのであって、身内であっても、他人が必要以上に詮索してしまうと、きっとどんどんこじれてしまいますよね。
標題作の他に、「草の巣」という作品もありましたが、びっくりするほど会話の少ない作品。登場人物の中の一人の男が不思議なほど無口なので、当然と言えば当然ですが。会話って、やっぱり一人じゃできないんですよね。無口で表情少ない人は何を考えているのかがわからないから、興味をひかれるんですよね。この作品の中で、男の内面がいつか表にあらわれるのを期待して読み進めていきましたが、残念ながらそんな場面はなく、ちょっとくやしくなりましたが、なんとなく納得しました。
ストーリー ★★☆☆☆
登場人物の魅力 ★★☆☆☆
文章(共感度、美しさ)★★☆☆☆
総合 ★★☆☆☆
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