センセイの鞄

2005年7月21日 読書
ISBN:4167631032 文庫 川上 弘美 文藝春秋 2004/09/03 ¥560

なかなか味のある作品だと思う。じわじわとくるかんじ。人が恋に落ちる時って、結構自分でもわからないもの。登場人物を淡々と描写することによって、それがわかりやすく伝わってくる。主人公一人だと、ちっともかわいらしく描写されていないのに、センセイといるときは、かわいらしく思えてくるのが不思議だ。これが恋をするということなのか。センセイは国語の教師らしく主語と述語が明確なところが笑える。今の時代、こんな先生、いるかなぁ。

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