ISBN:4062632578 文庫 遠藤 周作 講談社 1996/06 ¥620

長かった…
一度登場した人が何度も他の視点から登場するから入り込めた。神の存在や転生といったことがキーワードみたいだけど、信じたくても信じられない不可思議なことって多い。純粋に信じられる人の方がその人にとっては幸福だ。

私も小さい頃は、疑うことなく信じてた。今だって、多くの人と同じように心のどこかでは信じてる。でも、当然存在するということと、いるなら○○してほしいということは違う。全然違う。

人って基本的に信じたい生き物だから、不可思議なことほど信じたくて、信じられなくて、困惑するんだよね。

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